2010年8月31日火曜日

CeFIL合同フォーラム

へ行ってきた.@富士通ソリューションスクエア

参加者は,関東周辺でインターンシップ中の学生と大学教員,インターンシップを提供する企業,そしてNPO法人のCeFIL(高度情報通信人材育成支援センター)である.

CeFILは,今回のようなインターンシップ斡旋の他,九州大学や筑波大学にて行われているPBL(Project Based Learning)の監査,支援等にも積極的に取り組んでいるようである.

ディスカッション内容は,主に
・ 大学教育について
・ インターンシップについて
・ 将来のキャリアビジョンについて
・ PBLについて
上記参加者が議論を行うというものであった.



このうち自分は将来のキャリアビジョンについてメンバーと議論し,(なぜか)発表した.まあそれはいいとして,全体としてなんだが大人たちの意図がよくわからない.

我々学生に何をさせたいのか,何を期待しているのか,それすらも考えさせるのか?我々はどこまで与えられ,どこから考えなければならないのか――?

自分はそんなことをずっと考えていた.学生も企業も発表し質疑応答はしていたものの,どこか「ちぐはぐ」な印象を受けたのは否めない.
まあPBLなんかは,採用している大学とそうでない大学が入り混じっていたわけだし,論点があちこち飛んでも不思議ではないが・・・
だからこそ,「CeFILや大学にとってPBLとは何か.インターンシップとは何か」を説明する―意図を伝える必要があったように思う.

ことPBLに関しては,自分は彼らの意図や考えなどどうでもいい.というかあまり聞きたくない.変なバイアスがかかるから.
「重要なのは,PBLで何を学んだのか,ということ」と口をすっぱく,揃えて言う.まったくもってナンセンスである.そんなことはPBLを行っている学生全員,百も承知であろう.
教育の真っ最中というのは,そのありがたみや効果を実感することはできない.なぜならば,それは教育を終え,次なるステップへ進んだときにはじめてわかるもの,文字通り「ふりかえってみて」はじめてわかるものだからである.
今は高校教育のすばらしさや効果をしこたま説明できる.だが当時は?到底ムリだろう.
結局,社会人として生活している期間がほぼ皆無な学生が,彼らの満足する回答を現時点で用意することなど,不可能に近いのだ.
それをも承知で聞いている,というのなら,ナンセンス.
知らずに勝手にご立腹なさっているのなら・・・来年俺が言うし(キリッ

というわけで,「PBLで何を学んだのか」という質問は我々在学生にするよりも,卒業して社会で働く先輩方にしたほうが,期待通りの回答が得られるんじゃなかろうか.興味はないが.「何が役に立ったか」なら目を光らせて聞く.うん!

そんな七面倒くさいこと考えながらPBLをやるよりも,自分なりのチャレンジ精神をもって望めば相応の効果が得られる.大学院のマジョリティとしては,研究活動に比重がかかっていることがほとんどだろうが,PBLによって,研究に関するスキルだけでなく自身の様々な能力を測ることができる.
自分の場合は具体的には
・ 考える能力(じっくり考えることは研究でもできるが,エスプリのきいた思考というのは一筋縄ではいかない)
・ 考えたことを発信する能力(一番不足している部分・・・)
・ コミュニケーション能力(人付き合いめんどくせー)
・ チームワーキング能力(理想的なチームがどんなのかな!?というのも模索中)


このような環境を提供してくださっていることには非常に感謝している.
我々としてはその喜びや効果を精一杯伝えているつもりなのだが,上記で述べたとおり教育の内側と外側ではどうしてもズレが生じる.

結論:「合同フォーラムやるのはいいけど,来年は若いOBOG呼べや

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