2011年12月16日金曜日

任意のプログラム実行に対して自動でoprofileを開始・終了するシェルスクリプト

研究の実験の際に作成しました.ご自由にお使いください.
使い方は,下記ソースコードを適当なシェルスクリプトのファイル(例えばhoge.sh)として保存し,
# . hoge.sh 任意の実行コマンド及び引数群
などとすれば利用できます.


2011年12月14日水曜日

VMWare Serverを利用して測定したデータを公開するときの制約

が,あるそうで,

VMware Serverを利用して構築した仮想マシン上で測定した性能の情報を公開するためには,VMware側の許可をもらう必要があるようです.


具体的にはサイト:http://www.vmware.com/download/eula/server.html 3.3 Restrictions. にある記述,
You may use the Software to conduct internal performance testing and benchmarking studies, the results of which you (and not unauthorized third parties) may publish or publicly disseminate; provided that VMware has reviewed and approved of the methodology, assumptions and other parameters of the study. Please contact VMware at benchmark@vmware.com to request such review.”


 を元にしています.これは例えば,仮想マシン上のL2キャッスミス数や消費電力の値について計測したとき,その妥当性について確認を行う,という旨だと理解しています.


つまり修士論文のための実験結果を出してから,論文を提出するまでの期間でVMware側にデータを確認してもらう必要がある,ということになりますね.時間の猶予を考えると難しい.というか無理.

2011年12月9日金曜日

VMware Server2のインストール環境まとめ

先日,Apache VCLを構築する機会があり,その過程であるVMware Server2のインストールでハマりにハマったのでメモしておきます.

ちなみに,Apache VCLとはクラウド環境を構築するための一つのソリューションおよび環境セットです.大きく,マネジメントノードデータベース+ウェブノード管理対象ノードにマシンの役割が分けられ,管理者は,管理対象ノードに立ち上がる仮想マシンを一般ユーザへ提供する形となります.

特徴はなんといっても無料で構築できる点です.最低マシンが2台あればすぐに試すことが出来るでしょう.

ややOpenStackなどの影に隠れている感はありますが,ブラックボックス化されてしまっているクラウドコンピューティングの仕組みを理解するのにはうってつけの教材の一つだと思います.



本題です.このVCLですが,管理対象ノードの仮想化エンジンにはVMware Serverを利用します.しかしこのVMware Server,ヴイエムウェアがサポートを終了した関係もあってか,Linuxカーネルの進化に追いついていないようです.具体的には新しいカーネルであるほどインストール時に問題が発生する傾向にあります.

結論から言うとCentOS5.7(kernel-2.6.18)+VMware Server2+glibc-2.5-34という環境で動作を確認していますので,この組み合わせが無難ではないかと考えています.


以下,僕が遭遇した問題についてまとめておきます.